ご来場ありがとうございました
EXPO 2025 特設展示は終了しました。
たくさんのご来場、誠にありがとうございました。
空への憧れが、万博で現実に。
五感で知る人力飛行機の世界が、
熱狂と感動を呼んだ3日間
毎年夏、多くの人々に感動と興奮を届けてきた『鳥人間コンテスト』。50年以上にわたり、「鳥のように自由に空を飛びたい」という人間の根源的な夢に挑み続ける挑戦者たちの物語は、日本の夏の代名詞となっている。
その歴史と情熱、そして技術の結晶が、大阪・関西万博という未来を映す舞台に降り立った。2025年7月23日から3日間にわたり開催された『Iwataniスペシャル 鳥人間コンテスト展 ― 知る 見る 触れる 人力飛行機の世界 ―』。本稿では、その熱気に包まれた会場の様子をレポートする。
会場であるEXPO メッセ「WASSE」に足を踏み入れた瞬間、誰もが息をのむ。
そこに鎮座するのは、今にも大空へ羽ばたかんとする巨大な人力飛行機。翼の端から端までの長さは実に約30メートル。その圧倒的なスケール感に、来場者からは驚嘆の声が漏れる。しかし、本当の驚きはその先にある。「この機体、実は約40kgしかないんです」。スタッフとして来場者を迎えるリアル“バードマン”、「大阪工大人力飛行機プロジェクト」の学生が誇らしげに語る。その言葉に導かれ、翼のパーツにそっと触れてみる。想像を絶する軽さと繊細さ。この華奢な翼が、人を乗せて何十キロもの空の旅を実現するという事実に、改めて技術の凄みと挑戦の偉大さを感じずにはいられない。
「見る」「触れる」で高まった興奮は、「知る」体験でクライマックスへと達する。
会場に設置された巨大モニターには、歴代の名場面が映し出され、数々のドラマが来場者の胸を熱くする。そして、このイベントの目玉の一つである「人力プロペラ機シミュレーター」。順番を待つ列は、子供から大人まで期待に満ちた表情で溢れている。実際にペダルをこぎ始めると、その重さに驚かされる。しかし、懸命に足を動かすと、眼前のモニターには琵琶湖上空の雄大な景色が広がる。パイロットたちが体験する感動と、2時間以上も飛び続けるための想像を絶する努力の一端を、バーチャルながらも確かに体感できる瞬間だ。
「この部分の設計が一番苦労しました」「本番前は、天候のことばかり考えています」。会場では、リアル“バードマン”たちが自身の言葉で、機体の秘密やコンテストへの熱い想いを語ってくれる。彼らの目は、ものづくりへの探求心と、大空への純粋な憧れで輝いていた。技術的な解説だけでなく、彼らの情熱に直接触れられることこそ、このイベントが提供する最高の価値だろう。
万博での展示を終えれば、すぐに本番のフライトが待っているという彼ら。その貴重な時間を共有できることに、来場者は大きな拍手を送っていた。
わずか3日間の開催だったが、このイベントは単なる展示ではなかった。それは、人力飛行機という夢の乗り物を通して、挑戦の尊さ、努力の美しさ、そして仲間と一つの目標に向かう情熱を、五感で感じさせてくれる空間だった。来場者一人ひとりの心に灯った空への憧れは、この直後に琵琶湖で開催される『Iwataniスペシャル 鳥人間コンテスト2025』への期待感を、どこまでも高く押し上げていく。万博の地で翼を休めたバードマンたちの次なる飛翔を、今、誰もが固唾をのんで見守っている。
写真・文:広報班
大阪・関西万博
出展決定!
当チームは人力飛行機の研究を目的とした大阪工業大学のプロジェクトチームです。研究成果を発表する場として、読売テレビ主催「鳥人間コンテスト」に挑戦しています。

ABOUT
2025.07.23-25
【告知】万博会場にて機体展示&スチレングライダー製作体験実施決定!
日時:
2025年7月23日(水)~25日(金) 10:00 - 20:00(最終入場19:45)
場所:
EXPOメッセ「WASSE」
当日は、鳥人間コンテスト2019 滑空機部門優勝機「UL01/B DREAM WALKER」と鳥人間コンテスト2024 2位入賞機「KAWASEMI-03」の展示、スチレングライダー製作体験を行います。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。詳しくはこちらをご覧ください。